私が大学生の頃、
と思っていました。
今振り返ってみると、「もっと早く勉強しておけばよかった」と後悔しています。

理系出身の私。
恥ずかしながら、30代まで「お金の知識」に興味を持たずに過ごしていました…
たとえば経済学部の学生のように、もともと経済や金融に興味を持っていたり、知識がある学生さんには、関係のない話だと思います。
でも、昔の私のように「経済」や「金融」に縁も興味もないという大学生も多くいると思います。
そんな方にとっては、
ことってハードルが高いし、そもそも何から始めたらいいか迷いますよね。
そこでこの記事では、当時の自分に教えたい「大学生のためのお金の勉強」についてまとめました。
ぜひ、この記事を読んで、小さな一歩でも踏み出してもらえたら嬉しいです。
目次
1. 大学生に「お金の勉強」は必要?
1-1. 大学生でも「お金の知識」が必要な理由
と考えていませんか?
でも実際には、大学生の間にも「お金に関する選択」を何度も経験していますよね。
たとえば、こんな場面。
心当たりはありませんか?
このように、大学生でも「お金に関する選択」って意外と多いんです。
だから、「お金の知識」は大学生にとっても有益なもの。
また、親からの仕送りに頼っている大学生も多いと思います。
この場合、お金に関する責任が自分一人にのしかかるわけではないので、ちょっとしたトラブルがあっても「まあ、いいか」と思いがちです。
でも、問題は「金額」ではなく「習慣」です。
大学生のときに身についた「お金の使い方」や「お金に対する考え方」は、社会人になってからもそのまま引き継がれます。
だから、大学生の間に「浪費癖」や「無計画にお金を使ったり」「お金を借りることに慣れてしまう」といった悪い習慣を身に付けないようにしましょう。
さらに、大学生は「時間」という大きな武器を持っています。
社会人になると、忙しさを理由に勉強が後回しになりがちなので、大学生のうちに余裕をもって基礎から学ぶこともできます。
「お金の勉強」って、早く始めてもデメリットはなく、むしろ早いほど得することが多い分野です。

私は30代まで、お金の知識ゼロでした。
みなさんのように大学生のときに「お金の勉強」の大切さに気づけるとよかったのですが…
1-2. 社会人になってから困らないために
社会人になって「こんなはずじゃなかった」と感じるお金の悩み。
これには、ある共通点があります。
それは、事前に仕組みを知らなかったことです。
特に多いのが、給料に関するギャップ。
「このくらい貰える」と思っていたのに、いざ振り込まれた金額を確認してみたら「思ってたより少ない…」とガッカリするのはよくありがち。
これは、総支給額から「税金」や「社会保険料」が引かれるからです。
でも、この仕組みを理解していないと、
と落ち込んでしまいます…
でも知識がないと、漠然とした不安だけ感じて、対策も立てられません。

逆に言うと、知識があれば対策を立てて行動できるということ!
また、誰もが避けたい「クレジットカード」や「ローン」のトラブル。
「分割払い」や「リボ払い」の仕組みをよく理解していないと、「気づいたとき返済額が膨らんでいた…」といったことにもなりかねません。
社会人になったからといって、突然、マネーリテラシーが身に付くわけではありません。
学生時代に身に付いたお金の使い方は社会人になっても引き継がれるので、大学生のうちから正しいお金の使い方を身に付けておくことが大切です。
1-3. お金の勉強で「将来の不安」を減らそう
不安の正体って、
じゃないですか?
お金に関しても同じで、「このままで大丈夫かな…」という漠然とした気持ちが不安を大きくしているんです。
「お金の勉強」をしたからといって、この不安をゼロにできるわけではありません。
でも、不安の正体が分かり、何をするべきなのかがハッキリしてきます。
例えば、税金や社会保険の仕組みを知っていれば、「給料の何割くらいが引かれるのか」「どのくらい残るのか」がイメージできます。
貯金の考え方を理解していれば、「このペースなら大丈夫」「少し改善すれば安心できる」と判断できるようになります。
また、「お金の勉強」って将来の選択肢を広げる準備でもあるんです。
これらにはすべて、「お金」が必要になってきます。

そう考えると、大学生のうちからお金を学ぶことって、「今すぐ何かを変える」ためだけではなくて、「将来の自分に選択肢をプレゼントする」ようなものだと思いませんか?
不安をゼロにするというより、不安に振り回されず自分らしく生きていくために役立つ、それが「お金の知識」なんです。
2. 「社会人になる準備として」のお金の勉強
2-1. 給与明細を見て慌てないために
社会人になるともらえる「給与明細」。
そこには、支給額だけでなく、さまざまな項目が並んでいます。
これを知らないと、
と、戸惑うことになります。
給与明細で知っておきたいのが、「総支給額」と「差引支給額」の違い。
「総支給額(額面)」は会社から支給される総額で、「差引支給額」はそこから社会保険料や税金を差し引いた、いわゆる「手取り」の金額です。

社会保険料には、次のようなものがあります。
けっこう引かれますが、「もしものときの支え」になってくれるんですよ。

「税金」には、所得税や住民税があります。
これら「社会保険料」と「税金」は、避けられない支出。
だからこそ、その中身を知っておくことが大切。
仕組みを知らないと、
と感じてしまいます。
でも、その恩恵を理解していれば、「必要な負担なんだ」と納得できます。
知っているかどうかで、給与明細を見たときの気持ちが大きく変わるんです。
2-2. クレジットカードの仕組みと注意点
大学生になると、クレジットカードを使う人も多くなります。
最近では他にも、スマホ決済や電子マネーなど、お金を直接触らない支払い方法も当たり前になってきましたよね。
これらはとても便利ですが、「お金を使った」という感覚が薄く、ついつい使いすぎてしまうことも…
クレジットカードは、今お金がなくても使えてしまいますよね。
たとえば、10万円の買い物をしたい場合、口座に5万円しかなくても、「1週間後にバイト代が入るから大丈夫」と見越して、カードで10万円使えてしまうんです。
この「今お金がなくても使える」という点が、クレジットカードの便利さであり、最大のリスクでもあります。

特に「分割払い」や「リボ払い」は、毎月の支払額が少なく見えるため、借金をしている感覚が薄れがち。
しかしその分手数料がかかり、結果的に支払う金額は増えます。
たとえば10万円の買い物を分割払い(実質年率15%、24回)にすると、最終的な支払総額は約11万6,000円になります。
「少しずつ払っているだけ」と思っていても、利息が1万6,000円も上乗せされているんです。
電子マネーやスマホ決済も、現金で払うよりも「お金を使った」という実感が薄れやすい支払い方法です。
手軽に払えるからといってどんどん使うと、気づいた時には「使いすぎた!」なんてことになりかねません。

便利さに流されず、自分がコントロールできる範囲で使う。
この感覚を大学生のうちに身につけておくことが大切です。
2-3. 大学生のうちに身につけたい貯金の考え方
大学生の貯金。
その金額よりも、「貯金に対する考え方」を身につけることが大切なんです。
具体的には、この時期に貯金体質を作れるかどうかによって、将来が大きく変わってきます。
と思っている人も多いと思います。
そんな人に取り入れて欲しいのが「先取り貯金」。
先に貯金してから、残りのお金で生活する方法です。

例えば、月5,000円を先取り貯金した場合。
1年後には、6万円、4年後には24万円になります。
ムリのない範囲で続ければ、社会人になる前にはまとまった金額になります。
また、貯金の目的を持つことも大切です。
何となく貯めるより、「引っ越し」「旅行」「将来の安心資金」など、使い道をイメージできる方が続けられます。
でも、貯金ばかりを優先させるのはもったいない。
大学生にとっては貯金以上に、「自己投資」も大切!
今しかできない経験や学び、趣味などに使うお金は、貯金以上にあなたのためになります。
貯金と自己投資、自分にとってちょうどいいバランスを考えながら、お金を上手に使えるようになってくださいね。
3. お金の知識で「経済ニュース」を理解しよう
3-1. 経済ニュースって難しい…
経済ニュースに興味はあるけれど、
と感じている大学生も多いのではないでしょうか?
でも「お金の基礎知識」を身に付けると、今まで難しそうと敬遠していた「経済ニュース」も、理解できるようになります。

お金の知識ゼロだった私が、今では積極的に経済ニュースを読むようになりました。
まだまだ理解できない内容もたくさんありますが、興味を持てるようになったのは大きな前進です!
経済ニュースではよく
といった言葉が登場しますよね。
どれも何となく聞いたことはあるけれど、実はよく分かっていないという人はいませんか?
そんな状態でニュースを見ても、馴染みのない言葉のオンパレードで話の内容が頭に入ってこないですよね…
さらに、ニュースでは「起きた事実」だけを切り取って伝えることが多く、
まで、ていねいに解説してくれるわけではありません。
だから、経済ニュースを観ても
「で、結局どういうこと?」
と、いまいち理解できずに終わってしまうことも…
でも、実は経済ニュースは、私たちの生活と密接につながっています。
だから、知っておくと得することも多くあるんです。
それを理解するための「翻訳装置」が、お金の基礎知識。
知識がない状態で観ても、経済ニュースはただの情報の羅列ですが、知識があると意味を持ったストーリーとして理解できるようになってきます。
3-2. お金の知識は社会人の基礎教養にもつながる
経済ニュースの理解は、社会人としての基礎教養にもつながります。
社会に出ると仕事中の会話や雑談の中で、景気やニュースの話題が出ることがあります。
そんなとき、内容を完全に理解していなくても、話についていける程度にでも把握していると、印象は大きく変わります。
何も分からず完全に黙っている状態とは、見え方がまったく違います。
また、経済ニュースを理解していると、例えば「物価が上がっている」というニュースに触れたときでも、「怖い」「どうしよう」と感情的に反応するだけでなく、
「なぜ値上げが起きているのか?」
「自分の生活にはどの程度影響があるのか?」
と冷静に考える視点を持つことができます。

この姿勢は、仕事や人間関係においても評価されやすいポイントです。
どうです、お金の知識って、投資をする人だけのものではありません。
経済ニュースを理解し、社会の動きを捉え、自分の立ち位置を考えるための教養でもあるんですよ。
この教養があるかどうかで、社会人としてのスタートラインは大きく変わります。
4. 大学生のお金の勉強の始め方
4-1. まずは「守りのお金」からで十分
大学生がお金の勉強を始めるとき、まず身につけて欲しいのは「守りのお金」の知識です。
「守り」というのは、
といった意味です。
具体的には、「家計管理」や「クレジットカードの使い方」「貯金の考え方」など。
「お金の知識をつけて投資をしよう!」と思っている人にとっては、ちょっと拍子抜けかもしれませんが、これらは知らないと困る内容なんです。
逆に言うと、これらを知っていると多くの失敗を避けられます。
守りのお金を学ぶメリットは、すぐに効果を実感しやすいことなんです。
支出が把握できるようになったり、無駄な出費に気づいたりと、生活の中で「自分の成長」を感じやすいんです。
これって、勉強を続けるモチベーションにもなりますよね。
4-2. ニュースと一緒に学ぶと理解が深まる
お金の勉強は、机に向かって知識を詰め込んでもなかなか理解できません。
おすすめなのは、経済ニュースとセットで学ぶこと。
ニュースは実際に起きている出来事なので、知識が現実と結びつきやすくなります。
例えば、金利の話を学んだあとに金利のニュースを見ると、「あ、これがあの話か」と理解が深まります。
逆に、ニュースで分からない言葉が出てきたら、それを調べる。
この往復によって、しっかりと知識が定着していきます。


一回調べただけだと、なかなか知識は定着しませんよね、
でも、疑問に思ったことはすぐ調べてみる。
これを繰り返していけば、少しずつ分かってきます。
4-3. FP資格でお金の勉強
と思っているなら、FP(ファイナンシャル・プランナー)3級の勉強がおすすめです。
というのも、FP3級では、家計管理・税金・保険・投資・年金など、社会人に必要なお金の知識を幅広く学べるからなんです。

私がとったのも、この方法。
FP3級は入門的な位置づけの資格で誰でも受験できるので、昔の私のような「お金の知識ゼロ」から学びたいという人にピッタリの資格です。
大学生がFP3級を取ることは、次のようなメリットがあります。
また、FP3級を取るための勉強方法には、次の2つがあります。

私は独学でFP2級まで取得しましたが、比較的時間に余裕がある時期だったから独学を選びました。
でも、特にFP3級は、数千円とお手頃価格で受講できる通信講座もあります。「独学だと続けられるか不安」「最短で合格したい」という方は、通信講座を利用するのも良い選択だと思います。
【まとめ】大学生の今だからこそ、お金の勉強を始めよう
私もそう思っていました。
でも今振り返ると、「もっと早く始めていれば…」と後悔しています。
大学生のうちに「お金の知識」を身に付けておくことは、
といったメリットがあります。
お金の勉強といっても、難しい専門知識を詰め込む必要はありません。
「守りのお金」を学び、経済ニュースに触れ、少しずつ知識を積み重ねていく。それだけでも十分です。
経済や金融を専門に学ぶ学生だけでなく、すべての大学生に必要な知識なんです。
もし「体系的に学びたい」と思ったら、FP3級の勉強もおすすめ。
就活でもアピールでき、社会人になる前に必要な知識が一通り身につきます。
大学生は、時間という大きな武器を持っています。
社会人になると忙しくて、「勉強したいけど時間がない」となりがち。
今のうちに、小さな一歩でも踏み出してみませんか?
将来、「あの時始めてよかった」と思える日が必ず来ます。









「お金のことは社会人になってから学べばいい」