FP（ファイナンシャルプランナー）3級の”合格点”と”合格率”はどのくらい？

FP3級の試験って、何点とれば合格なの？

「3級FP技能検定（以下「FP3級」）」は比較的取りやすい国家資格だといわれていますが、どのくらいの点数をとれば合格なのでしょうか？また、合格率はどの程度なのでしょう？

本記事では「FP3級」を受けようとしている方にむけて、次の内容を紹介します。

この記事の内容

この記事を書いている私は、まず「3級FP技能士」を取得。その4か月後に「2級FP技能士」に挑戦・合格しました。

”合格点”や”合格率”がわかると、より具体的に合格までの道のりが見えてきますよね。合格めざしてがんばりましょう！！

1. 　FP3級のCBT化

「FP技能検定」は2つの団体が実施しています。

FP3級は2024年4月からCBT試験へ完全移行されます。

”完全移行”というのも、「きんざい」では移行期間として一足はやく2023年11月からCBT試験がスタートしています。

2024年4月からは「日本FP協会」でも、CBT試験が始まります。

「日本FP協会」FP3級（CBT試験）の開始時期

「FP3級合格コース」は【4,980円】！

FP3級には”学科試験”と”実技試験”がありますが、いずれも6割以上の得点で合格です。

日本FP協会	60点満点中　36点以上
きんざい

【FP3級（学科試験）の合格点】

FP3級の学科試験は、「日本FP協会」「きんざい」ともに60点満点です。合格点は6割、つまり36点以上です。

問題数は60問。〇✕式・三択式なので比較的得点を取りやすいですね。

日本FP協会	100点満点中　60点以上
きんざい	50点満点中　30点以上

【FP3級（実技試験）の合格点】

「日本FP協会」は100点満点、「きんざい」は50点満点と”満点”の点数が違います。しかし、合格に必要な点数は同じで”6割以上”です。

日本FP協会	●「資産設計提案業務」　 20問
きんざい	●「個人資産相談業務」 ●「保険顧客資産相談業務」のどちらかを選択　 5題

【FP3級（実技試験）の出題科目】

ここで一つ注意して欲しいのが、FP3級の実技試験は主催団体によって出題される科目が違います。どの科目を選ぶか決めてから、実技試験に向けた勉強をスタートしてくださいね。

6割以上の得点が必要なのね。

では実際、どれくらいの人が合格しているの？

次のグラフは、2020年9月～2023年9月に行われた全10回分の”FP3級（学科試験）”の合格率です。

	平均値	最小値～最大値
日本FP協会	84%	75～90%
きんざい	54%	37～69%

【FP3級（学科試験）の合格率：2020年9月～2023年9月】

FP3級学科試験の合格率は、主催団体により差があります。「日本FP協会」の方がかなり高い合格率となっていますね。

2023年9月試験の合格率

しかしFP3級学科試験は、「日本FP協会」でも「きんざい」でもまったく同じ内容が出題されます。決して、「日本FP協会」の試験の方が簡単というわけではありません。

ではなぜ、「日本FP協会」と「きんざい」とでFP3級学科試験の合格率に差があるかというと、きんざいの方が団体受験者が多いことが関係しているのでは？とも言われています。

つまり、「準備不足だけど会社の指示だからとりあえず受けた」結果、不合格だったという人が「きんざい」の合格率を下げているのではないかということですね。

次のグラフは、2020年9月～2023年9月に行われた全10回分の”FP3級（実技試験）”の合格率です。