FP3級に挑戦しようと思っているみなさん、試験の申し込みってちょっとドキドキしますよね。
「学科試験と実技試験、同じ日に受けられるのかな?」
「問題を解きおわったら、途中で帰れるのかな?」
こんな疑問を持っている方も多いはず。
今回はそんな不安をスッキリ解消できるように、FP3級CBT試験の同日受検について、わかりやすく紹介していきます。
目次
1. そもそも、CBT試験ってなに?

まずは基本をおさらいしておきましょう!
CBT(シービーティー)とは、Computer Based Testingの略。
かんたんに言うと、パソコンを使って受ける試験のことです。
昔のFP試験は、たくさんの受検者が大きな会場に集まって、紙に書いて答えるスタイルでした。
でもFP3級は、2024年4月からCBT方式に完全移行しています。
- 好きな日時を選べる
- 試験会場(テストセンター)がたくさんあるし、自分で選べる
- 紙じゃなくてパソコンでポチポチ答える
こんなメリットがあるから、いそがしい社会人の方も受検しやすくなりました!

CBT試験になって受検できる機会が大幅に増えたのは、うれしいですよね!
2. 学科試験と実技試験、同じ日に受けられるの?

答えは・・・

はい。学科試験と実技試験を、同じ日に受けることができます!
FP3級の試験には、”学科試験”と”実技試験”の2つあり、両方に合格してはじめてFP3級の資格が得られます。
“学科試験”と”実技試験”の2つの試験、多くの人が同じ日に受けています。

私も、1日で終わらせてしまおう!
3. 同日受検、ここに注意!
同じ日に”学科試験”と”実技試験”を受けられるのはとても便利ですが、申し込むときに気をつけたいポイントがいくつかあります。
一緒に確認していきましょう!
3-1. 試験時間を把握しておこう
まず、FP3級の試験時間は次のとおりです。
- 学科試験:90分
- 実技試験:60分

同じ日に受けるとすると、2時間半か。けっこう長いんだ・・・
でも実際には、「試験は30~40分で終わった」という人も少なくありません。

FP3級のCBT試験では、自分で「試験終了」を押して、早めに退室できる仕組みになっています。
だからこそ、過去問を使って、自分がどれくらいの時間で解き終わるかを事前に確認しておくのがおすすめです!
「だいたい40分くらいで終わるな」と分かれば、次の実技試験までの時間を少し短めにしても安心ですね。
逆に、「見直しもしたいから、90分フルで使うかも」という人は、しっかり余裕を持っておきましょう。
3-2. 学科と実技、それぞれ受付が必要
続けて受検する場合でも、学科試験が終わったら一度退室して、今度は実技試験の受付をする必要があります。(実技試験→学科試験の順番でもOK)

机にすわったまま、次の試験を受けることはできないのね・・・
試験の予約について、主催者は次のように推奨しています。
試験時間+15分以上間隔をあけて次の試験を予約する
3-3. 試験時間が重なっている予約も可能?
実は、試験時間が重なってしまう予約も可能です。
たとえば、次のようなパターン。
- 学科試験 10:00〜11:30
- 実技試験 11:00スタート

この場合、学科試験の終了が11時以降になった場合、実技試験のスタートがおくれ、実技試験の試験時間が短くなってしまいます。

せっかく勉強したのに、「あせって実力を発揮できなかった・・・」となるのはもったいないですよね。
だから、基本は15分以上の間隔をあけて予約するのがおすすめです。
でも、
「試験をできるだけ早く終わらせたい」
「試験時間はそんなに必要ない!」
という人は、過去問で自分のペースをしっかり確認したうえでスケジュールを考えるのもアリですね。

途中の休憩時間が長すぎるのも、疲れるし、集中力が途切れてしまいますからね。
しっかり準備しておいて、当日はあせらず落ち着いて試験にのぞみましょう!
4. CBT試験の流れをイメージしてみよう
CBT試験の流れをイメージしておくと、当日の緊張も少し和らぎ、安心して臨めますよね。
ということで、ざっくりと試験当日の流れを確認しておきましょう!

テストセンターに到着
※ 開始時間の30~15分前には到着しておきましょう。

「テストセンター」は、CBT試験での試験会場のことです。
受付で本人確認書類を提示
※ 本人確認書類には、運転免許証などがあります
※ このとき、IDとパスワードが書かれた紙を受け取ります
荷物をロッカーに預ける
※ 手荷物や上着を預けます

スマホも、持って入れませんよ!
1つ目の試験スタート
※ 受付でもらった紙に書かれた”ID”と”パスワード”を入力してください。
試験終了
※ 試験が終わったら、いったん退出します。
(休憩)
2つ目の試験の受付、試験スタート!

あとは、1つ目の試験と同じ流れです。
こんな感じで、パソコン相手にカチカチ進めていくので、落ち着いてやれば大丈夫!
4. 同日受験のメリット・デメリット

ここで、同日受検の「メリット」と「デメリット」をまとめておきます。

休憩が長すぎても集中力が途切れてしまうので、自分の集中力や体力に合わせて予約を入れましょう。
「メリット」と「デメリット」を理解して、自分に合った受検プランを立てましょう!
【最後に】安心して同日受検しよう!
FP3級のCBT試験では、”学科試験”と”実技試験”を同じ日に受けることができます。
同日受検には、交通費や時間が節約できるといったメリットの反面、、集中力の持続できるか?といった課題もあります。
仕事や家庭との両立を図りながら資格取得を目指すいそがしい社会人の方には、同日受検はとても魅力的な選択肢です。
しっかりと準備をして、一日で効率よく試験を終えましょう。
最後に一言アドバイス。

試験は資格取得の通過点に過ぎません。本当に大切なのは、FPとして身につけた知識を実生活や仕事に活かすこと!
あせらず、自分のペースで進んでいきましょう。
FP3級って”学科試験”と”実技試験”の2つあるけど、同じ日に受検できるの?