FP(ファイナンシャルプランナー)資格にかぎった話ではありませんが、資格を取得しようと思った場合、独学では”参考書”や”問題集”、通信講座では”受講料”などの費用がかかります。
これら”勉強のための費用”以外にも試験を受けるときには受験料が発生しますが、この受験料はいくらでしょうか?
本記事では、これからFP資格を受検する方、受検を考えている方にむけて次の内容を紹介します。
この記事を書いている私は、まず「3級FP技能士」を取得。その4か月後に「2級FP技能士」に挑戦・合格しました。
資格取得の費用をおさえるためにも、1回の受検での合格を目指したいですね!
では、さっそく確認しましょう。
目次
1. FP資格の種類
FP資格には、国家資格の「FP技能検定(3~1級の3種類)」と民間資格の「AFP」「CFP®」があります。
資格 | 実施団体 |
---|---|
3級FP技能検定(以下「FP3級」) 2級FP技能検定(以下「FP2級」) 1級FP技能検定(以下「FP1級」) | 「日本FP協会」 「きんざい」 |
AFP | 「日本FP協会」 |
CFP® | 「日本FP協会」 |
「FP技能検定」は、次の2団体が実施しています。
「AFP」「CFP®」は、「日本FP協会」が実施しています。
では、各資格の受験料を確認しましょう!(下のリンクをクリックすると、本記事内の該当箇所にジャンプします)
2. FP資格の受験料
2-1. FP3~1級の受験料
学科 | 実技 | |
---|---|---|
FP3級 | 4,000円 | 4,000円 |
FP2級 | 5,700円 | 6,000円 |
「FP技能検定」には”学科試験”と”実技試験”があります。FP3級の学科は4,000円、実技も4,000円です。FP2級は学科が5,700円、実技が6,000円になります。
FP3級・FP2級では、学科試験と実技試験を同時(同日)に受けることがほとんどですが、学科と実技試験とあわせた受験料は、3級では8,000円、2級では11,700円です。
なおFP3級・FP2級では、「日本FP協会」で受けても「きんざい」で受けても受験料は同じです。
FP3級の受験料は学科・実技あわせて”8,000円”。思っていたより高かったですか?安かったですか?
FP3級は入門的な資格なので、時間もコストもかけずにサクッと取ってしまいたいですよね。
そんな方はぜひ、「スタディング」の通信講座で”効率よく学び・短期間での合格”を目指しましょう! オンラインで完結するので、スキマ時間を”有効利用”できますよ!!
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学科 | 実技 | |
---|---|---|
FP1級 (日本FP協会) | – | 20,000円 |
FP1級 (きんざい) | 8,900円 | 28,000円 |
FP1級にも”学科試験”と”実技試験”がありますが、1級は”学科試験に合格してから”実技試験を受けます。
なので一度に払うわけではありませんが、FP1級の受験料は、FP2級・FP3級とくらべてかなり高く、たとえば学科・実技とも「きんざい」で受けると36,900円かかります。
「日本FP協会」ではFP1級の学科試験はおこなっていません。
2-2. AFP資格の受験料
AFP資格は、「日本FP協会」が実施しています。
AFP資格の取得には、“FP2級(2級FP技能検定)の合格”と”AFP認定研修の受講・修了”が条件になります。これら2つの条件を満たしたのち、所定の期間内に「日本FP協会」に登録しましょう。
AFP資格をとるのに必要な「AFP認定研修」は、日本FP協会が認定した教育機関で受けることができます。試験ではないので受験料はかかりませんが、9,000~25,000円程度の受講費用がかかります。
AFP認定研修を受けられる機関は、「日本FP協会」のホームページで検索できますよ。
2-3. CFP®資格の受験料
CFP®資格は「日本FP協会」が実施していて、AFPの上位資格になります。
CFP®資格をとるためには、まずAFP資格を得てAFP認定者となりましょう。
AFP認定者になったら、次は”CFP®資格審査試験(以下「CFP®試験」)”の合格をめざしてください。CFP®試験は6科目あり、いちどに6科目受けることもできますし、1科目からでも受験できます。
受験科目数 | 受験料 (2023年11月試験まで) | 受験料 (2024年6月試験から) |
---|---|---|
1科目 | 5,500円 | 6,600円 |
2科目 | 9,900円 | 9,900円 |
3科目 | 14,300円 | 13,200円 |
4科目 | 18,700円 | 16,500円 |
5科目 | 23,100円 | 19,800円 |
6科目 | 27,500円 | 23,100円 |
CFP®試験は年2回行われますが、2024年度 第1回(2024年6月)の試験から受験料が改定されます。
改定前後の受験料をくらべると、1科目受験では高くなりますが、2科目受験では変わらず、3科目以上受験する場合には安くなります。
2024年6月試験からの受験料は、1科目受験は6,600円、2科目以上は、1科目につき3,300円が加算されていきます。もし1科目ずつ6回受けた場合には6,600円×6回=39,600円、3科目ずつ2回で受けた場合は13,200円(3科目受験料)×2回=26,400円、6科目いちどに受けた場合は23,100円です。できるだけ少ない回数で受けた方がお得になりますね。
CFP®資格取得に必要なエントリー研修は、無料で受講できます。
3. FP(ファイナンシャルプランナー)資格の維持費
3-1. FP技能検定の維持費
FP1~3級は、いちど取れば更新不要です。維持費もかかりません。
3-2. AFP資格の維持費
結論からいってしまうと、AFP資格には維持費がかかります。
AFP資格をとると”AFP認定者”になりますが、この”AFP認定者”というのは”日本FP協会の資格認定会員”に該当します。
そこで、”日本FP協会の資格認定会員”として入会金(初年度)が10,000円、年会費が12,000円必要になります。
また、AFP資格は2年ごとの更新になりますが、更新には15単位以上の学習を受けなくてはなりません(継続教育)。この継続教育の単位は、”研修の受講”や”執筆”、”スタディ・グループ(SG)における勉強会”などいくつかの方法で取得できますが、研修やSGによる勉強会などは参加が有料になります。どの組み合わせで15単位取得するかによって費用は変わりますが、数千円はすると思っておいた方がいいですね。
3-3. CFP®資格の維持費
結論からいってしまうと、CFP®にも維持費がかかります。
CFP®資格をとるためには、まずAFP認定者になりましょう。AFP認定者になると、日本FP協会の資格認定会員として、入会金(初年度)10,000円と年会費12,000円が必要です。
その後CFP®資格を取得とすると、CFP®新規登録料として5,000円(初年度)、年会費が20,000円必要になります(年会費12,000円に8,000円のCFP®会費が追加される)。
また、CFP®資格は2年ごとの更新になるのですが、更新するには30単位以上の学習を受けなくてはなりません(継続教育)。この継続教育の単位は、”研修の受講”や”執筆”、”スタディ・グループ(SG)における勉強会”などいくつかの方法で取得できますが、研修やSGによる勉強会などは参加が有料です。取得単位数はAFP時の2倍になるので、単位取得のための費用も多くなると思っておいた方がいいですね。
【まとめ】FP資格の受験料と維持費
FP3級~1級の受験料は次になります。
級 | 試験 | 日本FP協会 | きんざい |
---|---|---|---|
3級 | 学科+実技 | 8,000円 | |
学科のみ | 4,000円 | ||
実技のみ | 4,000円 | ||
2級 | 学科+実技 | 11,700円 | |
学科のみ | 5,700円 | ||
実技のみ | 6,000円 | ||
1級 | 学科 | – | 8,900円 |
実技 | 20,000円 | 28,000円 |
FP3級~1級は、 維持費は発生しません。
AFP資格とCFP資格
「AFP」「CFP®」の受験料は、下のページ内リンクから確認してください。
AFPとCFP®資格には、次の維持費が発生します。
AFPやCFP®資格は維持費が発生するというデメリットはありますが、最新の情報を学んでいけるメリットがあります。一度勉強したFPに関する知識、自分なりの方法で日々、最新情報をインプットしていきいたいですね。
FP資格って受験料はどのくらいかかるの?