通信講座でも人気の高い「FP資格」。お金の基礎知識が身につく資格として、興味を持っている人も多いですよね。
この記事では、FP資格では”どんなことが学ぶのか”を、初心者でもわかりやすく解説していきます。
お金の知識を身につけたい方は、ぜひ最後までチェックしてみてくださいね！
目次
1. FP資格とは？ 基礎からわかりやすく解説
1-1. FP資格ってどんな資格？
FP資格は、お金のことを広く学べる資格です。
たとえば、”家計の見直し”や”貯金の増やし方”、”保険の選び方”、”将来に備えた資産運用”など、日常生活に役立つ知識がいっぱい詰まっています！
たとえば、こんな場面で役立ちますよ。
- 家計のやりくりや見直し
- 老後のための貯金や年金の知識
- 子どもの教育費や住宅ローンの準備
- 生命保険や医療保険の選び方
- 相続や贈与の基本知識
この資格を取得すれば、自分や家族のお金の計画をしっかり立てられるようになり、お金の不安が減ります。
さらに、銀行や保険会社、不動産会社などで働いている人は、FP資格を取得することで信頼性アップにつながるかも！
1-2. FP資格のレベルと種類
FP資格のなかで最も一般的な「FP技能検定」(以下、「FP〇級」)。
FP技能検定には、3級～1級までの3つのレベルがあります。
- FP3級：FP技能検定の中でも一番かんたんで、入門的な位置づけの資格。
- FP2級：学ぶ範囲は3級とほぼ一緒ですが、より深い知識を身に着けることができます。FP資格を仕事で活かしたいなら、身に着けておきたいレベル。
- FP1級：FP技能検定の中で最上位の位置づけ。合格率は10％前後と難易度が高い。
FP資格には他にも、日本FP協会が主催する「AFP」「CFP」があります。
「資格取得後にどう活かしたいか」や「どこまで深い知識を学びたいか」によって、目指す資格やレベルを選びましょう。
2. FP資格で学べる6つの知識
FP3級の試験範囲は、次の6分野。
ライフプランニングから相続・事業承継まで、幅広い知識が身につきます。
FP2級の試験範囲も同じ6分野。ただし、2級では”法人に関する内容”が追加になります。
では、ひとつずつ内容を確認していきましょう。
2-1. ライフプランニングと資金計画
- ファイナンシャル・プランニングと倫理
- ファイナンシャル・プランニングと関連法規
- ライフプランニングの考え方・手法
- 社会保険
- 公的年金
- 企業年金・個人年金等
- 年金と税金
- ライフプラン策定上の資金計画
- ローンとカード
- ライフプランニングと資金計画の最新の動向
(引用：「日本FP協会」3級 試験範囲)
「ライフプランニング」という言葉、聞いたことがありますか？ かんたんに言うと「人生のお金の計画」のこと。
将来に備えて、いつどれくらいのお金が必要なのかを把握し、計画的に準備するための考え方です。
「”結婚”や”子どもの教育費”、”老後の生活費”はどれくらいかかるんだろう？」と不安に思ったことがあるなら、この分野は必見！
自分や家族の未来を安心して描くための大切な知識が身につきます。
2-2. リスク管理
- リスクマネジメント
- 保険制度全般
- 生命保険
- 損害保険
- 第三分野の保険
- リスク管理と保険
- リスク管理の最新の動向
(引用：「日本FP協会」3級 試験範囲)
日常生活には、病気やケガ、事故といった「もしも」のリスクがつきものです。この分野では、こうした予想外の出来事に備えるための知識を学びます。
「保険ってなんだか難しそう・・・」と思うかもしれませんが、実は身近で役立つ知識がいっぱいです。家族を守るための大切な準備方法を学べるので、知っておいて損はありません！
2-3. 金融資産運用
- マーケット環境の理解
- 預貯金・金融類似商品等
- 投資信託
- 債券投資
- 株式投資
- 外貨建商品
- 保険商品
- 金融派生商品
- ポートフォリオ運用
- 金融商品と税金
- セーフティネット
- 関連法規
- 金融資産運用の最新の動向
(引用：「日本FP協会」3級 試験範囲)
お金を増やす方法にはどんなものがあるか知っていますか？
「金融資産運用」では、株や投資信託、債券などの金融商品の基本を学びます。
「少しでもお金を増やしたい！」と思っている方には、ぜひ学んでほしい分野です。
「投資＝怖い」と感じる人もいるかもしれませんが、”貯金”と”投資”それぞれのメリット・デメリットを知り、バランスよく組み合わせていけるようになりたいですね。
2-4. タックスプランニング
- わが国の税制
- 所得税の仕組み
- 各種所得の内容
- 損益通算
- 所得控除
- 税額控除
- 所得税の申告と納付
- 個人住民税
- 個人事業税
- タックスプランニングの最新の動向
(引用：「日本FP協会」3級 試験範囲)
税金は避けて通れないものですが、しっかり理解することで節税もできちゃいます。この分野では、所得税や住民税の仕組みを学びます。
税金は避けられない支出だからこそ、しっかり理解しておきたい分野です。税金の仕組みや控除のコツも、ぜひおさえておきたいですね！
2-5. 不動産
- 不動産の見方
- 不動産の取引
- 不動産に関する法令上の規制
- 不動産の取得・保有に係る税金
- 不動産の譲渡に係る税金
- 不動産の賃貸
- 不動産の有効活用
- 不動産の証券化
- 不動産の最新の動向
(引用：「日本FP協会」3級 試験範囲)
家や土地は人生において大きな買い物のひとつ。この分野では、不動産の基本を学びます。
「マイホームが欲しい！」「将来、親から土地を相続するかも…」という方には特におすすめ。知らないと損をしてしまう大切な知識が満載です！
2-6. 相続・事業承継
- 贈与と法律
- 贈与と税金
- 相続と法律
- 相続と税金
- 相続財産の評価（不動産以外）
- 相続財産の評価（不動産）
- 不動産の相続対策
- 相続と保険の活用
- 相続・事業承継の最新の動向
(引用：「日本FP協会」3級 試験範囲)
家族が安心して暮らすために、相続の基本も押さえておきましょう。この分野では、遺産の分け方や手続きについて学びます。
「相続の話はまだ先だから・・・」と思うかもしれませんが、早めに準備しておくとトラブルを防げます。大切な家族の未来を守るために、今から知識を身につけましょう。
3. FP資格を役立てるポイント
3-1. 仕事面で役立てたいなら
FP資格は、保険会社、不動産業界、金融機関などで大いに活かせる資格です。ただし、仕事で本格的に活用したい場合は、FP2級以上を目指すのがおすすめです。
3-2. 自分の実生活で役立てたいなら
FP資格は、日々の生活に大いに役立ちます。
たとえば、家計の管理や老後の資金計画、子どもの教育費の準備など、身近なお金の問題にしっかり対応できるようになります。
たとえば、こんな場面で力を発揮します。
- 毎月の収支を見直してムダを減らす
- 必要な保険だけ加入する
- 新NISAで資産を運用する
自分の実生活で役立てるためであれば、FP3級でもじゅうぶん！
大切なのは、資格を取っただけで満足せず、その知識を実生活にどんどん活かしていくこと！
さらに、資格を取った後も”経済ニュース”や”お金に関する記事”に触れる習慣をつけると、理解が深まり、お金に強い自分に近づけますよ！
【まとめ】FP資格でお金に強くなる！
FP資格は、家計管理や資産運用、保険や税金など、お金に関する幅広い知識が身につく資格です。
特に3級は初心者にも取り組みやすく、生活に直結した内容が多いので、最初の一歩にぴったりです。
しかも、数千円程度で受講できるオンライン講座もあり、好きな時間に学べるのが魅力。忙しい方でもスキマ時間で効率よく学べるので、ぜひ挑戦してみてください！
FP資格に興味があるんだけど、どんなことを学ぶの？