FP(ファイナンシャルプランナー)2級の【6科目】追加内容は?

FP2級の6科目追加内容は?
読者

FP2級とFP3級の試験範囲ってほぼ一緒なんでしょ?どこが違うの?

”2級FP技能検定(以下「FP2級」)”の試験範囲も、”3級FP技能検定(以下「FP3級」)”と同じ6科目です。

FP2級では、FP3級の内容に”法人に関する内容”が追加になりますが、どんな内容が追加されるのでしょうか?

本記事では、FP2級で試験範囲に追加される”法人に関する内容”について紹介します。

この記事の内容
  •  【おさらい】FP3級学科試験の試験範囲
  •  FP2級で追加される内容は?
yasumin

この記事を書いている私は、まず「FP3級」を取得。その4か月後に「FP2級」に挑戦・合格しました。

FP3級と2級の試験範囲はほぼ同じなので、FP3級に合格したらできるだけ間をおかずにFP2級を受検したいですね!

1. 【おさらい】FP3級の”6科目”

お金に関する知識をはばひろく学ぶ”FP技能検定”。”FP技能検定”には3級~1級の3段階あり、いちばん簡単な3級は、入門的な位置づけの資格になります。

しかし、FP3級の試験範囲はFP2級とほぼ同じ。入門的といえども、はばひろい内容を学ぶことができます。

まずは、FP3級「学科試験」の試験範囲である”6科目”の内容をおさらいしておきましょう。

1-1. ライフプランニングと資金計画

1つ目の「ライフプランニングと資金計画」では、”ライフプランニング”の考え方や手法についてのほか、”社会保険”(健康保険・介護保険・年金保険など)について学びます。

「ライフプランニングと資金計画」の範囲
  1.  ファイナンシャル・プランニングと倫理
  2.  ファイナンシャル・プランニングと関連法規
  3.  ライフプランニングの考え方・手法
  4.  社会保険
  5.  公的年金
  6.  企業年金・個人年金等
  7.  年金と税金
  8.  ライフプラン策定上の資金計画
  9.  ローンとカード
  10.  ライフプランニングと資金計画の最新の動向

(引用元:「日本FP協会」3級試験範囲

1-2. リスク管理

2つ目は「リスク管理」。

生命保険・損害保険・第三分野の保険(医療保険・がん保険・所得補償保険など)などの”民間の保険商品”についてまなびます。

「リスク管理」の範囲
  1.  リスクマネジメント
  2.  保険制度全般
  3.  生命保険
  4.  損害保険
  5.  第三分野の保険
  6.  リスク管理と保険
  7.  リスク管理の最新の動向

(引用元:「日本FP協会」3級試験範囲)

1-3. 金融資産運用

「金融資産運用」の科目では、株式・投資信託・債券などの金融商品について、その種類や特徴、税金について学びます。

「金融資産運用」の範囲
  1.  マーケット環境の理解
  2.  預貯金・金融類似商品等
  3.  投資信託
  4.  債券投資
  5.  株式投資
  6.  外貨建商品
  7.  保険商品
  8.  金融派生商品
  9.  ポートフォリオ運用
  10.  金融商品と税金
  11.  セーフティネット
  12.  関連法規
  13.  金融資産運用の最新の動向

(引用元:「日本FP協会」3級試験範囲

1-4. タックスプランニング

4つ目の「タックスプランニング」では、税金について学びます。

「タックスプランニング」の範囲
  1.  わが国の税制
  2.  所得税の仕組み
  3.  各種所得の内容
  4.  損益通算
  5.  所得控除
  6.  税額控除
  7.  所得税の申告と納付
  8.  個人住民税
  9.  個人事業税
  10.  タックスプランニングの最新の動向

(引用元:「日本FP協会」3級試験範囲

1-5. 不動産

「不動産」の試験科目。日常生活に密着した内容ではないですが、額が大きいだけにマイホーム購入などの前には最低限の知識は持っておきたいですね。

「不動産」の範囲
  1.  不動産の見方
  2.  不動産の取引
  3.  不動産に関する法令上の規制
  4.  不動産の取得・保有に係る税金
  5.  不動産の譲渡に係る税金
  6.  不動産の賃貸
  7.  不動産の有効活用
  8.  不動産の証券化
  9.  不動産の最新の動向

(引用元:「日本FP協会」3級試験範囲)

1-6. 相続・事業継承

最後の科目である「相続・事業承継」では、相続についての基本の他、相続税や贈与税について学びます。

「相続・事業継承」の範囲
  1.  贈与と法律
  2.  贈与と税金
  3.  相続と法律
  4.  相続と税金
  5.  相続財産の評価(不動産以外)
  6.  相続財産の評価(不動産)
  7.  不動産の相続対策
  8.  相続と保険の活用
  9.  相続・事業承継の最新の動向

(引用元:「日本FP協会」3級試験範囲)

2. FP2級で追加される内容

yasumin

FP3級で学んだ内容をおさらいしたところで、FP2級で追加される内容を確認していきましょう。

FP2級では、FP3級の試験範囲に”法人に関する内容”が追加されます

6科目のうち、「ライフプランニングと資金計画」「タックスプランニング」「相続・事業承継」の3科目で、追加項目があります。

「学科試験」の試験範囲”6科目”
  1.  ライフプランニングと資金計画 ←追加あり
  2.  リスク管理
  3.  金融資産運用
  4.  タックスプランニング ←追加あり
  5.  不動産
  6.  相続・事業承継 ←追加あり

では、それぞれどんな内容が追加されるのかみていきましょう。

2-1. 「ライフプランニングと資金計画」

まず一つ目の「ライフプランニングと資金計画」。この科目では、「中小法人の資金計画」が追加されます

FP2級での追加項目
  •  中小法人の資金計画
yasumin

中小法人の資金調達の方法などを学びますよ。

2-2. 「タックスプランニング」の追加項目

次に紹介する「タックスプランニング」では、下記7項目の内容が追加されます

FP2級での追加項目
  •  法人税
  •  法人住民税
  •  法人事業税
  •  消費税
  •  会社、役員間および会社間の税務
  •  決算書と法人税申告書
  •  諸外国の税制度
読者

うわっ、たくさん追加されるのね。

2-3. 「相続・事業承継」の追加項目

「相続・事業承継」では、「事業承継対策」と「事業と経営」が追加されます。

FP2級での追加項目
  •  事業承継対策
  •  事業と経営
yasumin

「事業と経営」には、「会社設立」や「株式公開」、「M&A」などがありますよ。

FP3級とおなじく、FP2級も次の2つの団体が実施しています。

【まとめ】FP2級でも”6科目”のはば広い内容を学びます

FP2級では、FP3級の試験範囲に”法人に関する内容”が追加されるということで、本記事では、この”追加される内容”を紹介しました。

yasumin

追加になるのは、次の内容です。

科目追加内容
ライフプランニングと資金計画・中小法人の資金計画
リスク管理
金融資産運用
タックスプランニング・法人税
・法人住民税
・法人事業税
・消費税
・会社、役員間および会社間の税務
・決算書と法人税申告書
・諸外国の税制度
不動産
相続・事業承継・事業承継対策
・事業と経営
【FP2級で追加される試験範囲】
読者

FP3級より詳しいところまで勉強しないといけないし、範囲も広くなるのよね。ちょっと不安・・・

読者

私はFP3級もまだ取ってないから、まずはそこから。覚えることがたくさんで、果てしないなぁ・・・

そんなときには、通信講座を利用して効率的に勉強するのもオススメです。

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